リトルプレスって何?~自主制作への思い~
どうもこんにちは、五月病の標的にされている団地妻です。
急に気温が下がったかと思えば次の日は暑かったりして、自律神経乱れ気味の私はとうとう地球に殺されてしまうのでしょうか。そう思うなど、なかなか体が季節についていきません。ちょっとまってーーと追いかけているような感じでしょうか。何はともあれ生きているので生きている、そういった状態です。(それはさすがに言いすぎか。)
さて、今回の表題にある、リトルプレスとは何か、あなたはご存知でしょうか。
リトルプレスってなに?
リトルプレスとは、個人や団体が製作から流通まで手掛ける冊子のことで、別名を小出版と言ったりするそうです。販売地域や流通チャネルが限定されていることも多いため、リトルプレスを探したいと思っても口コミや偶然の出会いに頼りがち。とは言え、リトルプレスはここ数年でじわじわと発行部数や媒体数を増やしている、今注目の本なのだそうですよ。
リトルプレスとの出会い
私がリトルプレスという言葉を知ったのは3~4年前くらいでしょうか。小説家の吉本ばななさんが書いている下北沢限定の「下北沢について」という本を手に取ったからです。
当時私は、とある縁があって、世田谷区下北沢にある本屋さんでインターンをしていました。その時に、レジ横に並べられた小さく薄っぺらい本のような冊子のようなもの。
それが吉本ばななさんの「下北沢について」だったのです。これがいわゆるリトルプレス的なものとの初めての出会いでした。それは下北沢にお住いの吉本さんが、下北沢について書かれた本でした。と言ってもちゃんと読んでもいないし買ってもないのですけどね。へぇ面白そう、そこでストップでした、その時は。
なにかがくすぶっていた?
そして何年か時は過ぎ、日々の生活に奔走され私の頭の中からは完全に消えてなくなっていました。でも完全に消え去ってなどは、本当はいなかったのです。私の頭か心の片隅にリトルプレスという言葉は棲みついていました。
「もしかしたら、自分で作ってみたいかも……。でも、私なんかにできるのかな」などとうっすら考えるようになっていました。
(もともと絵を描いたり文章を書いたりするのは好きだけど……)
私のようなぐうたらの、ましてや一般以下の主婦に何ができるのかわかりません。それでも何か作ってみたい。
自分の好きなものをたくさん詰め込んだ、自分だけのリトルプレスを作りたい。
そして誰かの手に渡ってくれたらそれはとても喜ばしいことだなとも思うのです。
何のへんてつもない私に、いったい何ができるのか、まだ未知数の世界ですが、少しずつその準備を始めていきたいなと思っている次第です。
私は写真を撮ったりイラストを描いたりするのが好きです。ついでに文章を考えるのも好き。なので自分で撮った写真や書いたイラストなどと一緒に文章を載せてみたりなどしてみるのもいいかなぁ。
こうやって考えると、なんかワクワクしてきます。新しいことを始めるって楽しい。
うんうん。(自分で書いて自分で頷く)
昔からそんなに物事に対して積極的な方ではないけれど、これがやりたいなと思ったことは、勢いに任せてやっちゃうタイプです。
それゆえに周囲には驚かれることもありますが……。
とは言え飽きやすい私のことですから、どこまでできるのかてんで自信はありませ~ん。
でもとにかく、何かしら形にしたい。今はそう思っています。
「とにかく始めてみる、等身大の自分に向き合う」
やるならばできるだけ、熱が冷めないうちにね、と思っています。このブログもそうですが、熱しやすく冷めやすい私にとって、物事に向き合う上で大切なことは「無理をしないこと」「背伸びをしないこと」です。できないものはできない。今できる等身大の作品を作っていけたらいいな、と。
自分のペースで
まずは自分の好きなもの集めから初めて、どんな文章を載せるのか考えてみたいと思います。もう十年以上昔の話になりますが、ブログで小説や詩を書いていたりしたこともありました。自分でイラストを描いたポストカードを路上で販売していたこともありましたね~。
(路上で物を勝手に販売する行為は本当は違法だと思うんですけどね。ほとんどはフリーで配っていたようなものなのでお許しいただきたい。)
きっと、忙しい生活に奔走され自身のやりたいことなど常に後回し。結婚し他人と暮らす中で自分の価値観を多少は変えて生きていかなくてはいけなかった。それゆえに、本当に好きなものを忘れかけていたのでしょう。このリトルプレスが自分探しの答えになるといいのですが。主婦業と就職活動の息抜きになることを楽しみにしたいと思います。